ドラム講師のスーサンです!ドドン!(効果音)
早速ではありますが、皆さん『フィンガードラム』というものをご存じでしょうか??
フィンガードラムというの通り指でドラムのリズムを叩いちゃう事です♪
「指でドラムのリズムなんか叩けるの?」と思うそこのあなた!
それが出来ちゃうんですよ~(^^)/
たとえば、8ビート!ドラムの代表的なビートですね♪
これをフィンガードラムで叩くとこんな感じになります!
(演奏:スーサン)
お次はディスコビート(四つ打ち)!フィンガードラムだとこうなります♪
(演奏:スーサン)
どうですか!?結構再現度高くないですか!?笑
このように、指でドラムを叩く事は、割と出来ちゃうんですね~♪
ただ、このように手軽に指でドラムを奏でられるようになったのは、実はつい最近なんです!(機材的な意味で)
というわけで、今回はフィンガードラムの歴史についても少しご紹介致します(^^)/
『サンプラー』
「フィンガードラマー」と呼ばれる方が生まれたのは、おそらくこの『サンプラー』が生まれてからではないでしょうか?
そもそもサンプラーというのは、音楽や効果音、とにかく『音』を物理的なPAD(ボタン)に割り当てて、そのPADを叩くと割り当てられた音が再生される機材です!
これは、例えばDJが音楽をPADに割り当てて演奏したり、殺陣で刀が当たった音を、演者さんの動きに合わせて出したり、色んなシーンで使われています♪
そのサンプラーにドラムの音を割り当てて演奏したのが「フィンガードラム」の始まりであり、1980年代から2005年頃までの約25年ぐらいは、「フィンガードラマー=サンプラーを叩く人」であるという構図が出来て、それが揺るぎないものとなっていきました。
ただ、このサンプラーを使用してのフィンガードラムには、それなりに欠点が存在し、、、
- PCが必須だった
- 決まった「音の配置」などが存在せず人によって違ったため、「基本」というものがなかった
- ドラム系のDAWソフトを使用しないと、ダイナミクスによる音色の変化が得られなかった(強い音色の音を弱く叩いても、強い音色のままボリュームが小さくなるだけ)
- 機材単体のみで音を出せるスタンドアローン機も発売されたが、上記と同じくPC・DAW無しでは音色の変化が得られなかった
と、すぐ思いつくだけでもこんな感じです(^^;)
なので、なかなか普及はしないですし、本当のドラムっぽい音も出せなくはないけど、それにはPC必須だし・・・と、とにかくかゆい所に手が届かない時代でした(´;ω;`)
まぁそれでも楽しくて、何とかやってましたけど笑
『スマホアプリ』
2005年を過ぎると『スマホ』が普及し始め、数々のアプリが生まれました。
その中で「スマホ上でドラムが叩けるアプリ」が登場し、そのアプリで演奏する方が現れ始めました♪
そう、それもまたフィンガードラムなのです!(謎強調)
スマホ上にドラムセットが並んでおり、それをタッチするだけなので直感性の高さはピカイチですし、もちろんPCも使わない、値段も激安(高くても1000円ちょっと)、場所を取らない、といったメリットがたくさんありました(^^)/
ただ・・・
致命的な欠点があり。。。
『強弱がつけられない事』
これにつきます(^^;)笑
いや、なんか「強弱」という概念自体は存在するんです!w
ただ、正確にコントロールすることが出来ないのです笑
もしかしたら自分が下手なだけで、上手な方が演奏すればコントロールできるのかも知れませんが・・・少なくとも僕には無理でした\(^o^)/
ということで、こちらの方法は僕の場合は実用には至りませんでした泣
YAMAHA『FGDP-50』
そしてついに・・・YAMAHAさんがやってくれました!
『フィンガードラマーの為の、フィンガードラム専用の機材』ここに爆誕です!!!
今までは有りものの機材で、自分たちで各々のPADドラムを作っていた訳ですが…
YAMAHAさんが「フィンガードラマー専用機」をリリースしたことによって、世のフィンガードラマー達が「メーカーに認めてもらえた!!」「演奏者として認識してくれた!!」「俺達も人権を得たぞぉぉぉぉ!!!」と歓喜の声が上がった訳ですw
それぐらい重要な意味を、私も感じました(^^)
こちらの「FGDP-50」、人間工学に基づいて設計されており、フィンガードラムをする上で限りなく叩きやすい配置となっています♪
個人的にはこれがバッチリハマりまして笑
FGDP-50に乗り換えてからは、サンプリングPADにありがちな細かい設定や音色の取り込みなど、細かい煩わしさがほとんど無く、届いたその日からフィンガードラムに没入することができました(^^)/
プリセットで色んなドラムセットの音が出せますし、逆にサンプリングPADみたく音を取り込むことも可能です!(これに関しては少し設定が大変そうで、まだやったことがありません笑)
なので、サンプリングPADとしてDJ的に使用するというよりは、ホントにただ『指で!ドラムを!叩きたい!!』というシンプルなフィンガードラム欲がある方には、絶対的にオススメです♪
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました♪
FGDP-50は、フィンガードラマーとしてはかなり激アツな機材ですよね(^^)/
またFGDP-50に関して、もっと掘り下げた回を作ろうと思っているので、それまでお楽しみに♪
それではドラム講師のスーサンでした!ドド~ン!!
2024.4.3
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